ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書

ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書

ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書

購入してから数ヶ月経って購入直後の興奮は覚めました(笑)が、未だに読み返す本になっています。
この本は副題がビジネスモデル設計書となっていますが、設計書というよりも新しいビジネスモデルを考えるための設計手法/設計プロセスについて紹介している本だと思います。

実際のところ、本の構成は以下のような構成になっています。
1)ビジネスモデル設計ツール(Canvasというテンプレート)の紹介
2)Canvasを使ったビジネスモデル設計パターン(複数)の紹介
3)イノベーションを発生させるための、デザイン指向プロセスの紹介
4)大局的な戦略という観点から見た既存ビジネスモデルの評価
5)ビジネスモデルを設計するプロセスの整理

私自身の読み方は一度は全体を読んでおいて、その後自分が最も興味のある章や、
現在手がけているプロジェクトの課題と関わりのある章を読んでいます。

ただこの本で価値があると思うのは、Canvasというビジネスモデルを設計/整理するツールの解説です。Canvasの使い方を理解したら本を離れて(あるいは読みながら)、ビジネスモデルを設計(Canvas作成)を実践してみることができるのがこの本の最大の特徴だとおもいます。
実際このツールを使って、仕事とは全く関係ないところでビジネスモデルを新たに考えてみたり、既存のモデルを分析してみたりするのは自分の物事の見方を変える事ができて楽しいです。私はCanvasの白紙のフォーマットファイルを自作して、あれこれ書きなぐるのが趣味になりました。
もちろん仕事にも使えると思います(笑)