Visualizing Data
ビジュアライジング・データ ―Processingによる情報視覚化手法
- 作者: Ben Fry,増井俊之(監訳),加藤慶彦
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2008/12/01
- メディア: 大型本
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最近情報の視覚化に興味があります。大学のときにこんなテーマで勉強してみたかった。この本をグラフィカルな描画を、柔軟かつ簡単に扱えるProcessingというプログラミング言語を勉強するために読み始めました。
ただし読めばすぐに気づくのですが、この本の軸は情報の視覚化/可視化とは何を意味するか?どのようなプロセスが必要なのか。ということにあります。
視覚化に至るプロセスをProcessingという開発言語を通じてどのように実現するのか、様々なケーススタディを使って学ぶ事ができる教科書的な本だと思いました。
特に勉強になった点を書いておきます。
情報の視覚化とは?
- あらゆるコミュニケーションと同様受け手が送り手の意図に興味を抱くかが重要
- 適切な視覚化は、本質とは無関係な細部を除いて明快に問いに答える物語
プロセス
- データ収集:データ取得
- 解析:構造の付加、カテゴリ分け
- フィルタリング:関係のないデータを除去
- マイニング:統計学的手法や、マイニング手法でパターンの発見や数学処理を実施
- 表現:視覚モデルを選択
- 精緻化:表現の改善
- インタラクション:表示内容の制御
実際には上記のプロセスのいくつかは反復を繰り返し、利用者の価値を高めていく必要がある。(ファインダビリティを上げる?)